私は幼稚園の頃から天然パーマに悩まされてきました。
「他の人と違う」ということでクラスメイトからいじめられたり、知らない人から面と向かって髪に対する悪口を言われたりと割と散々な学校生活を強いられてきました。
そんな私も高校生になりオシャレにも気を使うようになったので、初めて縮毛矯正をしてみました。
しかしストレートヘアになってテンション上がるのは最初の一ヶ月半くらいで、それからは根元のうねりに悩まされるようになりました。
縮毛矯正はそれなりにお金がかかるので三ヶ月に一度だし、結局ストレートアイロンを使わなきゃまとまらないのでこれを一生続けるのかな?という疑問も湧いてきました。
しかしそこは思春期なのでストレートにする事に命を懸けて生きて来ました。
しばらく経ってまた疑問。
私は素の自分自身を偽ってこれから先も生きて行くのか?
私が縮毛矯正を始めてから仲良くなった友達や、私を好きになってくれる人は私が天然パーマのままだったら果たして一緒にいてくれたのか?
そんなモヤモヤを抱えながらも人生は流れて行き、結婚&出産。
育児に追われる日々が始まり自分自身の身だしなみもままならなった時にふと思ったのが、「何で私が人より時間もお金もかけて大多数に髪質を合わせなきゃならないんだ?」と言うことでした。
そんな時間と金があればもっと自分や家族の為に使いたい!
その日から脱縮毛矯正をする事にしました。
扱いにくさは勿論ありますが、これが自分だ!という妙な清々しさもあり以前よりリラックスして日々を過ごせるようになったかと思います。
自分さえ認めてしまえばどんなコンプレックスだって魅力的な個性になるのさ!
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